革靴の紐の結び方ってどうすればいい?
すぐに解けてめんどう。
ほどけない結び方ってないの?
おすすめの結び方を教えてほしいな!
そんなお悩みにお答えします。
革靴の靴紐を適当に結んでいませんか?
たかが靴紐の結び方1つですが、見た目の印象や、ホールド感、履き心地までもが変わってきます。
この記事では、絶対に覚えておきたい代表的な結び方「シングル」「パラレル」を画像と動画で解説しています。
オーソドックスなものは一生使える普遍的なものなので、覚えておきたい方法です。
ほどけない結び方や、おすすめの靴紐も紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
代表的な結び方【シングル】と【パラレル】を抑えておこう
革靴を購入したときに、自分の靴紐の結び方と違うことがあると思います。
ほとんどの靴メーカーが採用している結び方が実は、「シングル」や「パラレル」を使用しています。
それほど代表的な革靴の結び方だといえます。
ビジネスや冠婚葬祭などどんなシチュエーションでも使える万能な結び方なので、ぜひ覚えていって下さい。
シングルの結び方
シングルは一番オーソドックスな結び方です。
フォーマルですっきりした印象を与えることが出来るます。
その反面、緩みやすく、靴紐への負担が大きいことがデメリットといえますが、フォーマルなシーンに使いたい結び方です。
それでは結び方を見ていきましょう。
手順1.まずは一番つま先側のホールに上から通します。
2.内側の紐を、外側の一番かかと側のホールに通し、外側の紐を内側のホールの下から通します。
3.内側の紐を反対側のホールに上から通し、先程と同じように、外側の紐を1段上の内側のホール下から通します。
4.先程と同じ工程を繰り返します。
5.最後に蝶々結びをして、形を整えれば完成です。
分かりやすいように外羽根の靴を使用していますが、内羽根であれば一文字の美しい結び目になります。
パラレルの結び方
パラレルは、先程のシングルに比べて伸縮性がありホールド感が強いのが特徴です。
長く歩いても疲れにくいのが最大のメリットなので、ビジネスマンは必ず覚えておきましょう。
左右均等に力が分散されるので、履き心地もよくシングルに比べて紐が切れることも少ないでしょう。
個人的には一番おすすめしたい結び方です。
それでは結び方を見ていきましょう。
1,まず一番つま先側のホールに上から紐を通します。
2.外側の紐を、1つ飛ばしてつま先側から3つ目のホールに下から通します。内側の紐は外側のつま先から2番目のホールに下から通しましょう。
3.外側のつま先から二番目の紐を内側の2番目のホールに上から通し、内側の紐を、外側のホールを1つ飛ばして、4番目のホールに下から通します。
4.先程と同じ要領で内側の紐を、外側のホールへ上から通し、外側の紐を内側のホールに下から通していきます。
5.最後に、蝶々結びをして、形を整えれば完成です。
シングルに比べて羽根の下側にある靴紐が特徴的ですね。
パラレルの結び方(動画編)
先程、パラレルの結び方を紹介してきましたが「画像だけだと分かりにくいな〜」という方もいるかと思います。
そんな方のために、個人的におすすめのパラレルの結び方を動画でも紹介しておきます。
見ながら一緒にやってみて下さい。
ブーツにはおしゃれで便利な【オーバーラップ】がおすすめ!
先程に紹介した、”シングル”と”パラレル”は万能なので、スニーカーやブーツの靴紐を結びにも人気ですが、ブーツの場合は”オーバーラップ”で結ぶことをおすすめします!
オーバーラップの特徴は?
“オーバーラップ”はスニーカーでも良く使われている結び方です。
通称、”スニーカー結び”とも言われますが、それほど利便性が高いということで選ばれています。
紐を締めやすく、大きめの靴を履いてもしっかりとフィットさせることができます。
なおかつ紐を緩めるのも簡単で、すぐに緩めて脱ぐことも可能です。
なので”オーバーラップ”はブーツにはもってこいの結び方だと言えるわけですね。
こちらも動画で解説していますので、早速見てみましょう。
結び直す手間がない ほどけない結び方!
靴紐って知らない間にほどけていたりしていますよね。
すぐに気付ければいいですが、踏んづけて転びそうになっったり、水たまりに使ってしまうこともあります。
トイレで気づいたときなんて結び直す気さえもしないこともあるかと思います。
そんな方に簡単にできる、一度結ぶとほどけない結び方をご紹介します。
ベルルッティ結び
”ベルルッティ結び”は簡単にできて、なおかつ結び目が綺麗に見える超おすすめの結び方です。
「いちいち靴紐を結び直すのが嫌だな」「靴紐がほどけて汚れるのが嫌だな」っていう方はぜひお試し下さい。
靴紐をゆるめずに脱ぎ履きしてませんか?
先程ほどけない結び方を紹介していますが本来、革靴は脱ぎ履きする際に靴紐をゆるめるて脱ぎ履きするのが理想です。
「毎回ゆるめるのはめんどうだな」という声が聞こえてきそうですね。
よく分かります。
ですが、靴紐をゆるめる習慣がないと知らないうちに身体に異変をきたすことがあります。
どのような影響があるのか見ていきましょう。
靴紐をゆるめたほうが良い理由
あなたはゆるい靴を履いていませんか?
靴紐をゆるめずに脱いでいる人の多くが、しっかりと靴と足がフィットしていない脱ぎ履きのしやすい”ゆるい状態”で履いています。
ゆるめずに脱ぐということは、紐を結んだ状態で履くためにしているからですね。
その”ゆるい状態”は靴が脱げないようにと不要なところに力が入ってしまい、あなたの身体のバランスを崩します。
その結果、靴ずれや膝痛、腰痛などを引き起こす事例が多くあります。
きちんと靴紐を結び、足とフィットさせることできちんと筋肉を使うことができ、靴の力を最大限に活かすことができます。
靴を履くとき無理に足をねじ込まない
靴紐をゆるめない方に多いのが、靴を履くときに無理に足をねじこんで履く方法です。
これだとヒール部分が傷んで潰れてしまいます。
ヒール部分が傷むと、かかとをしっかりとホールドできなくなり靴の中で足が動いてしまいます。
先ほどと同じように、余計な力が入ってしまうので怪我の原因になることがあります。
足にフィットさせる靴の履き方
簡単にできる、足にフィットさせる履き方をご紹介します。
一度試してもらうと分かりますが、格段に足へのフィット感が増します。
きちんと足にフィットしていると、ゆるい状態に比べて靴が軽く感じるはずです。
手順1.靴紐をゆるめた状態で靴に足を入れる
手順2.つま先を浮かし、かかとを地面に2〜3回軽く”コンコン”とぶつける
手順3.つま先を浮かしかかとを地面につけた状態で靴紐を結ぶ
どんな靴紐を選べばいいの?
革靴の靴紐はなんでもいいというわけではありません。
細かいことはさておき、簡単に解説していきます。
革靴にはどんな靴紐を選ぶべきか
色んな靴紐がありますが、個人的には”ロウ引き”の”丸紐”を選んでおくことがベターです。
フォーマルシーンやビジネスシーンに最適なので、失敗がありません。
逆に、平紐や綿の生地であればカジュアル向きになってきます。
画像で見比べるとどちらが革靴に向いているかよく分かりますね。
【これを選べばOK】革靴におすすめな靴紐を3つご紹介!
これさえ選べば失敗はないなと思う、個人的におすすめな靴紐をご紹介します。
すべて革靴に合う”ロウ引き””丸紐”のおすすめの靴紐なのでぜひお試し下さい。
Fifty Storms 蝋引き靴紐 約550円
Fifty Stormsの蝋引き靴紐は、品質も良く、お手頃価格。カラーが定番の「ブラック」「ブラウン」に加えて、「ベージュ」「ホワイト」まで揃っています。カラーの革靴を持っている方には嬉しいバリエーションですね。
さのはたくつひも 編紐蝋丸 約1320円
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)の編紐蝋丸は、靴紐はどれも一緒ではないんだと突きつけられる逸品。数多くのプロや靴磨き愛好家に愛されているこの靴紐は、日本の職人が1つ1つ手作業で編んでいます。弾力のある紐は、一度結ぶと緩むことはなくしっかりと止まってくれます。たかが靴紐ですが、食品の技に唸る1品です。品質はダントツです
リーガル シュードレス 約780円
日本の靴ブランドの雄”リーガル”のロウ引き靴紐です。カラーは「ブラック」「ブラウン」の2色から選べます。品質は言わずもがなですが、この価格で2足分の4本がセットになっているので超お得です。
まとめ
今回は、絶対に覚えておきたい代表的な結び方「シングル」「パラレル」を画像と動画で紹介してきました。
その他にも”オーバーラップ”やほどけない結び方の”ベルルッティ結び”など盛りだくさんでした。
要点をおさらいしておきます。
・代表的な”シングル””パラレル”を覚えておこう!
・ブーツにはオーバーラップがおすすめ!
・ほどけない結び方は”ベルルッティ結び”
・フィット感を高める靴の履き方
では今回は以上です。
今回、紹介した結び方や靴紐だけじゃなく、色んな結び方や靴紐を楽しむのもいいですね!
自分好みの組み合わせを見つけてみてください。